2011北海道マラソン覚書
犬の散歩だけで北海道マラソンを完走(できるか?)
大会前に今年の「完走メダル」が発表された。25回を記念してちょっとおしゃれなデザインだ。
受け付け開始早々エントリーは済ませていたのだが、今年はあんは走らない、今更タイムにこだわりはない、モチベーションはゼロだった。ただこのメダルは欲しいと思った。頭の中に「5時間以内にゴール」という目標ができた。
だからといって練習したのかといえば、そうではない。そんなに追い込んだ練習をしなくても「5時間以内にゴールできる」という根拠のない自信があった。
結局、大会前の8月の練習日記には「ゴンと散歩」の文字が並んだ。jogをした日は4日に過ぎなかった。
あんが言った。「こんなに練習しないで、まさか4時間切ったりしないでしょうね」。私「ムリムリ(^^;)」
レースプランは、15kmまでウォームアップ、35kmまで定(低)速巡航、そこからゴールまで良くも悪くも頑張る、とした。あくまでも皮算用だが。
集合場所の中島公園。懐かしい顔が三々五々集まってくる。私には年に一度の七夕。この大会だけは外せない。
ゆきねこさんのインタビューを受けた。「最低でも(完走)メダル獲得」宣言。優勝争い云々はメダルの枕詞。
Dブロックに並んだ。少し前方にgenさんの頭。号砲が鳴る。スタートラインまで進んだり止まったり。スタートロスは約2分。ゆっくり走っているつもりなのに息が弾む。そうそう3kmまでは上り坂だった。5k通過、30分13秒(ロスタイム含む)
下りに身を任せ淡々と進む。正午過ぎの陽射しは厳しい。街路樹やビルの日陰もまだ短い。創成トンネルで、まさかのこうめさん。すでに顔が赤い。10k通過57分33秒、この5k27分20秒。
15k通過1時間25分49秒、この5k28分16秒。ウォームアップ終了。とはいえペースアップする余力もなく、ゴールへの軟着陸を目指して省エネモードで進む。
frunの幟は遠くからでも目立つ。ゆきねこさんに預かっていただいたゼリーは帰りにいただくことにした。新川通に入る。太陽を遮るものがなくなるが向かい風が涼しくて助かる。20k1時間54分30秒、この5k28分41秒。
中間点は2時間をわずかに越えただけで通過した。ロスタイム含む…か…。もしかして、ひょっとして、まさかのサブ4?25k2時間23分15秒この5k28分45秒。
折り返して、追い風になり、風を感じられなくなった。昔の北海道マラソンなら関門ぎりぎりの私だが、これから折り返しに向かう大量のランナーとすれ違っている。いい時代になったのか。
30k2時間52分05秒、この5k28分50秒。人生には上り坂と下り坂と「まさか」がある、と誰だかが言っていたが…。
やってきたのは「下り坂」。30kの給水所で右ふくらはぎが痙攣。帽子の梅干し投入も、続いて左も痙攣。
やはり、誰だかが言っていた。「30kまでは誰でも走れる」と。ここからは歩いたり、止まったり、ちょっと走ったり、ストレッチしたり。
35kまで43分10秒。40kまで42分44秒。
ゆきねこさん、まえパパさん、バニーさん、ぶんぶんさん、少しずつ元気をいただいてなんとかゴールに辿り着いた。
結局ゴールは4時間36分。念願のメダル。しかし、とても完「走」とは。犬の散歩だけでは「完走」は無理との結論。
今日のゴン散歩3k。
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